こんにちは!ジーサルース浦和店です。
ダイエットという言葉には
いつも「努力」「我慢」「継続」といった
精神論がつきまといます。
しかし、実際のところ
「痩せること」は意志の問題ではありません。
科学的に正しい方法を知っているかどうか
それがすべてです。
私がトレーナーとして
これまで何百人もの体を見てきて感じるのは、
「正しい努力をしていない人」が
圧倒的に多いという事実です。
糖質制限、断食、サプリ依存——。
一見効果的に見える手段も、
身体の仕組みを無視すれば
必ずリバウンドや停滞が待っています。
今回は、科学的に「最も効率的で健康的な痩せ方」を
エビデンスに基づいて解説します。
体脂肪が減る“唯一の仕組み”を理解する
「体脂肪を減らす」とは、
脂肪細胞の中のエネルギー(脂肪酸)が
燃焼される状態を作ることを意味します。
その唯一のトリガーが
「エネルギー収支のマイナス」です。
簡単に言えば、
摂取カロリー<消費カロリー。
この状態が続けば必ず体脂肪は減ります。
逆にどんな食事法でも、
摂取が消費を上回れば絶対に痩せません。
重要なのは、
「どんな食事を抜くか」ではなく
「どのようにカロリーをコントロールするか」。
筋肉を守りながら体脂肪を落とすには
1日の消費カロリーの10〜20%程度を
緩やかに減らすことがベストです。
過剰なカロリーカットは筋肉を犠牲にし
代謝を下げてリバウンドを招きます。
トレーニングと栄養の両輪で
「代謝を落とさずに脂肪を燃やす」
これが“科学的に正しい痩せ方”の第一歩です。
食べ方を変えれば、代謝は蘇る
40代以降の男性が
「若い頃より太りやすくなった」と感じるのは、
代謝が落ちたからです。
しかしそれは年齢のせいではなく、
“筋肉量の減少”と“食事リズムの乱れ”によるものです。
たとえば、
朝を抜いて昼にドカ食い
夜にお酒と炭水化物をまとめて摂る。
こうした生活を続けると
血糖値の急上昇とインスリン分泌の乱れが
脂肪蓄積を促進します。
解決策はシンプルです。
①朝にタンパク質を摂る
②食事は3〜4回に分ける
③空腹時間を極端に作らない
これらを徹底するだけで
ホルモンバランスが整い
エネルギー代謝がスムーズになります。
特に重要なのは「タンパク質」。
筋肉を維持するために
体重1kgあたり1.6〜2.0gの摂取を目安にしましょう。
鶏むね肉、魚、卵、プロテイン——
どの形でも構いません。
“摂り続ける”ことが大切です。
運動は「時間」より「質」が決め手
「運動すれば痩せる」と信じて
ランニングを1時間しても、
それだけでは劇的な変化は起きません。
理由は簡単で、
消費カロリーが少なすぎるからです。
1時間走っても約400kcal。
それはおにぎり2個分ほど。
一方で筋トレは、
運動中だけでなく“トレーニング後も”
代謝を上げ続けるという特徴があります。
この“EPOC効果(運動後過剰酸素消費)”により、
24〜48時間ほど脂肪燃焼が持続します。
つまり、筋トレこそが
最も効率的な「痩せる運動」です。
特に、
大筋群(脚・胸・背中)を中心に行うことで、
成長ホルモンやテストステロンの分泌が高まり、
内臓脂肪の燃焼が促進されます。
科学的な“痩せ方”とは
①筋トレで筋肉を刺激し
②適切な栄養で回復を促し
③カロリーコントロールで脂肪を減らす
この3つを繰り返すことに他なりません。
まとめ:最短で“結果が出る人”の共通点
結論として、
「正しい知識」と「一貫した行動」だけが
結果を生み出します。
流行や感情に流されず、
数値とデータを基準に行動できる人こそ、
確実に身体を変えていけます。
私はこれまで、
大会での優勝を含め数多くの成功事例を見てきました。
そこに共通するのは、
派手なことではなく“正しい基礎”を積み重ねたこと。
科学的な痩せ方とは、
「努力の方向を間違えない」ということです。
あなたが理想の体を手に入れるために必要なのは、
根性ではなく、正確な方法です。
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